前回の続きです。
豊橋、新城、☆柿平、東栄、大嵐、☆小和田、☆中井侍、☆伊那小沢、平岡、☆為栗、☆田本、☆金野、☆千代、天竜峡、飯田です。
前編では、豊橋~大嵐までの区間を書きましたが、大嵐駅からは、秘境駅が続く、秘境区間に突入します。
駅舎は立派ですが、鉄道以外の到達が困難な駅です。
昔は集落もあり、それなりに利用者がいたそうですが、佐久間ダムによる水位の上昇により、次第に人口が減っていき、今は駅周辺には廃墟しかありません。
小和田駅、皇后雅子様の旧姓が小和田(おわだ)であったことから、現在の今上天皇とのご成婚の時に話題になったみたいです。そのため、今でもそれにあやかった二人掛けの椅子があります。
ただし、秘境駅なのでここまでカップルで来るのは、至難の業です。
でも、この列車に乗れば、割と簡単かもしれません。
駅に繋がる車道はありません。なぜか、三輪自動車があります。
小和田駅の旧運賃表です。なんで、こんなところに……
ここに来ると「なんで」という疑問がいっぱいできます。
人の営みがあったことは確かですが、それらが結構放置されているので、秘境というより自然に侵食されたポストアポカリプス的な雰囲気を味わうことができます。
小和田駅から風景です。
雨が降っているため、秘境感がさらに増します。
次の秘境駅へと出発します。
ここから、長野県へ突入です。
目の前のは、茶畑が広がります。
中井侍のお茶は、高級品で非常に評価の高いお茶らしく、市場にもあまり流通しないそうです。
秘境です。景色がいい以外になにもありません。
この列車、秘境駅の雰囲気を味わうという趣旨なので、文章するのが難しいです。
平岡駅です。ここで33分の停車です。
ホテルも併設している大きな駅で、飯田線の小さな資料室もあります。
ここでも、地域の人たちの物販会がありました。ここが一番賑やかでした。
私は、中井侍のお茶とゆずチョコレートを購入しました。中井侍のお茶は、家に帰って飲んだのですが、びっくりするぐらい本当においしいです。生産者によって味わいが違うらしく、皆さんもこの列車に乗車したとき、ぜひ買ってみてください!
次は、秘境駅である為栗駅になりますが、長くなったなので、後編へ続きます。
読んでいただき、ありがとうございました。