今回の旅行で使用した切符です。
今回は、連絡乗車券です。
西日本JRバスが運行する 小浜~近江今津を結ぶバス路線『若江線』を含む乗車券で、奈良駅から出発し、奈良線、湖西線と小浜線を経由して、小浜から若江線に乗り、近江今津へ向かいます。
経路を見ると、到着駅である近江今津駅が重複していますが、バスとJR線は別会社扱いので、湖西線上の近江今津駅で途中下車しても問題ありません。
今回は、途中下車した近江今津駅からスタートです。
ものすごく寒かったです。少し雪もチラついていました。
急いで近くのコンビニに行って、温かいお茶を買います。
そして、大分飛んで敦賀駅です。ここも寒いです。
敦賀駅の周辺地図です。
氣比神宮に到着です。
行く途中まで雨が降っていましたが、到着したら止みました。
正面の鳥居は、日本三大鳥居の一つに数えられ、重要文化財です。
氣比神宮の外拝殿
主祭神は、伊奢沙別命(いざさわけのみこと)であり、衣食住・海上安全・農漁業・交通安全を護り給う神として信仰されています。
朝に来たので、人が少なく、巫女さんが掃除をしており、雰囲気が良い神社です。
資料館の近くのオブジェ
敦賀鉄道資料館です。
旧敦賀港駅舎を再現した建物で、館内は敦賀地域の鉄道史を知ることができます。
かつて、敦賀港からは、ロシアのウラジオストクまでの航路があり、シベリア鉄道に乗車し、ヨーロッパへの最短ルートとして賑わったそうです。意外と国際都市です。
他には、北陸トンネル開通前の旧北陸本線の解説や柳ケ瀬線の解説がありました。
入場は無料なので、敦賀という地域を知るにはいいかもしれません。
東舞鶴行きの列車です。
車内で待っている間に、駅弁を食べます。
三つのおにぎりが入ったお弁当です。美味しかったです!
車内で待っていると「サロンカーなにわ」が来ました。
珍しい車両なので、多くの方が撮影していました。
東小浜駅で途中下車です。
ここから若狭姫・若狭彦神社に向かいます。
大きな駅舎ですが、小浜市総合福祉センターが大分を占めます。
北陸新幹線の小浜ルートの新幹線予定駅になっていますが、どうなるのでしょうか?
東小浜駅から歩いて、約15分。
下宮 若狭姫神社に到着です。
主祭神は、若狭姫大神であり、豊玉姫命(とよたまのひめのみこと)としても称え奉らています。安産、子育てにご利益があるされ、境内には、男根陽石・女器陰石や乳神さまと呼ばれるイチョウの木があります。
静かで良いところです。特に『千年杉』は非常に迫力があります。
若狭姫神社から歩いて、約15分。
上宮 若狭彦神社に到着です。
主祭神は、若狭彦大神であり、彦火火出日尊(ひこほほでみのみこと)としても称え奉られています。また、畳・敷物業の神としても知られております。
厳か雰囲気に包まれ、自然と背筋が伸び、空気が良い神社です。
この地域ですが、今回の乗車券の出発地である奈良と関わりが深く、毎年3月上旬に行われる東大寺二月堂『お水取り』では、二月堂下の閼伽井屋(井戸小屋)から、ご本尊に供える香水が汲まれます。
その汲まれた水が、この地域から来た水だとされております。
毎年3月2日に『お水送り』があり、若狭彦神社から少し進んだ上流の『鵜の瀬』で神事が行われ、本尊の香水が奈良へと送られます。
現在は、神社ではなく、若狭神宮寺が主体となって行われているそうです。
余談ですが、日本地図を見ると、神社の真南方向に奈良があり、一本の筋ができることから「レイライン」と称し、パワースポットとしても有名です。
小浜駅に到着です。
ここから、八百比丘尼の入定洞に行きます。
徒歩10分程度で、八百比丘尼の入定洞に到着です。
八百比丘尼と言えば、人魚のイメージがありますが、正しくは、人魚の肉を食べた女性です。
私のうる覚えですが、八百比丘尼の夫もしくは父が、よくわからない所の宴に参加し、そのお土産で人魚の肉(たぶん魚かもしれない得体の知れない肉)を持って帰り、この事を知らずにその肉を食べた八百比丘尼が不老長寿を手にしたという話だったと思います。
八百比丘尼は、この若狭の地で生まれたとされ、その後、各地へ放浪した後、最後はこの洞窟で入定したとされています。
八百比丘尼の伝承は面白いので、不老を目指す方には一度訪れて見てください。
小浜駅に戻りました。ここからJRの切符でバスに乗車します。
そして、大分飛んで、近江今津駅です。
すいません。バスであまり写真を撮っていません。割とギリギリに小浜駅に発着していたので、撮る時間がありませんでした。
しかし、JRの切符で、バスに乗ることができるのは、「若江線」と津山と大阪を結ぶ「中国ハイウェイバス」ぐらいです。(ただし、JR西日本管轄内の駅のみ発売、通過連絡運輸はなし。連絡運輸のみ。2024.2.1現在)
これから、福井は、新幹線開通で盛り上がると思います。
長文になりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。